ダスター(テーブル布巾)は8つ折りで使うのが基本

8つ折のダスターというのは、マスターが修行時代先輩たちにくどいほど言われたそうです。

当時いた店は忙しく、お客様が帰るとすぐに次のお客様のためにテーブルをセットしなければいけません。

そのときに1回1回テーブル布巾を洗っていたのでは、とうてい間に合わないんです。

8面に折ると、1枚のダスターで8面のテーブルを拭くことができます。1つの面を使ったら次の面というようにダスターを折り返しながら使うわけです。

8面折なら、ナプキンを折り返しながら使うと8つのテーブルをキレイにセットできます

もうひとつの理由は、ぐちゃっと丸まったダスターで机の上を拭かれるとどう思いますか。やはり、あまりいい感じは受けませんよね。

そのためにも角をしっかり合わせて、ピシッとしたダスターでテーブルをきれいにして、さあ、お客さまどうぞ、となるわけです。

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8面折りダスターの作り方

ダスターを広げた状態です。ここから折り始めます
まず最初に2つ折にします。この時、角をキチンと合わせることが大切です
さらに2つに折ります。これで布巾として使える面が4面になります。このときも角をそろえます
もう1回2つ折りにすると、8面になります。手でパチンと叩いて全体を平らにすると出来上がりです

昔のカフェやレストランでは、お客様に少しでも気分よく過ごしてもらうためのルールがたくさんありました。

武蔵野珈琲店では、今トイレが使用中なのか空いているかは必ずスタッフの頭に入っています。

使用中の時にトイレに立つ人がいると「すいません。今使用中です」、そして空いたら「お待たせしました」と案内をします。

店自体は狭いので、そんな必要はないかもしれませんが、これなども昔から教わってきたことなので、そのまま守っています。

ファーストフード店などが増えて、カフェなどでもそういった目にみえないサービスが少なくなりつつあるのはちょっと寂しいですね、とのことです。