イタリア・フィレンツェのカフェ
マスターの海外カフェめぐり【4】
歩いているだけで、誰もが芸術家になった気分になれる街がフィレンツェです。
フィレンツェには、今もレオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロ、ラファエッロが活躍した14世紀から16世紀にかけてのルネッサンス華やかりしころそのままに、細い路地と、栄光に輝いた絵画が残っています。
「花の都」という美しい響きに魅了され、多くの彫刻家や画家、詩人たちが、この街を訪れ、フィレンツェを愛したことでしょう。
また、この街は当時フィレンツェの大富豪であったメディチ家をぬきには語れません。13歳のミケランジェロを見出し、彼に彫刻の勉強を始めさせたのも、ラファエッロを援助しその芸術を開花させたのもメディチ家の人々です。
後にメディチ家は「フィレンツェ公」となり正式な君主になります。
シニョリーア広場
この広場は、かつて、そして今もフィレンツェの行政の中心です。ヴェッキオ宮とたくさんの彫刻の並ぶ彫刻廊ロッジア・デイ・ランツィからなり、まるで広場全体が屋外美術館のようです。
カフェは老舗のリヴォワールに入り、おすすめのホットチョコレートクリーム入りと、チーズケーキをいただきました。
席に座ったため、価格は13ユーロもしました。ホットチョコレートクリーム入りの味の方は、自分の作るホットチョコレートのほうがはるかに美味しいと思い、ちょっぴり自信を持ちました。
ただ、カウンター(こちらで飲んだり食べたりした方が安いです)で飲んでいる人たちがカッコいい。私よりはるかに、カッコいい。
ほんとに、イタリアのバール(軽食喫茶店のことです)での立ち飲みは惚れ惚れします。
私はミラノの高級ホテルのバールに行くために、ネクタイを持っていったくらいです。
レプッブリカ広場
フィレンツェという街の発祥の地と伝えられています。
今では世界中から人が集まるフィレンツェですが街が出来た当時は、レプッブリカ広場を中心にして半径500m程だったと言われています。
広場には、老舗のカフェ「ジッリ」があります。創業は1733年です。現在の場所に移ってきたのは1900年のはじめ頃と言われていますが、店はそのころの雰囲気のままです。パスタやランチも食べられます。
ミケランジェロ広場
フィレンツェの街並みを一望できることで知られる広場です。
広場自体はそれほど大きくありませんが、中央にミケランジェロの大きなダヴィデ像(コピー)の建っています。
フィレンツェのすべてが見え、バラ色の街並みとドゥオーモのクーポラがとても印象的です。写真好きの方にはぜひおすすめのポイントです。
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