イタリア スペイン広場(ローマ)
 マスターの海外カフェめぐり【1】

朝早く起きて、博物館や美術館、動物園などがあるボルゲーゼ公園を1周してきました。朝のうちは少し雨が降っていたのですが、スペイン広場に着くころにはほとんど気にならないくらいになっていました。

オードリー・ヘプバーンは階段の中程で左手にジェラートを持って食べていました。階段を降りてから、振り返って見上げると今にもヘプバーンが現れそうです。観光客にも人気のスポットです。2つの尖塔を持つトリニタ・デイ・モンティ教会が階段を登ったところにあります。広大なボルゲーゼ公園は階段を登り、左手の方になります

スペイン広場の正面にある階段が映画「ローマの休日」の舞台として有名なスペイン階段です。

3か所に踊り場があり、階段の上には古代エジプトのオベリスクがあります。その後ろに見えるのはトリニタ・デイ・モンティ教会です。

「イタリア人が設計し、フランス人が払い、イギリス人が徘徊し、今ではアメリカ人が占領する」と言われるスペイン階段ですが、実際に1725年にフランス人大使の援助により造られました。

ここにスペイン大使館があることからスペイン階段と呼ばれるようになりました。

スポンサーリンク

スペイン広場にはカフェ グレコ

スペイン広場の中央には、ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ作の「バルカッチャの噴水」があります。

ヨーロッパの広場には、たいてい井戸や噴水が造られていますがこれは敵から攻められたときに、水を確保する意味があるんだそうです。

それぞれに趣向を凝らした造りになっていて、噴水に注目して比較しながら見てまわるのも楽しそうですね。

スペイン広場です。奥には地下鉄A線のスパーニャ駅があります。雨が少しぱらついているので傘をさしている人もいます

私は、ボルゲーゼ公園からスペイン広場に出たので、オードリー・ヘプバーンのようにスペイン階段を下って広場に入りました。

この界隈には、スタンダール(赤と黒)、バルザック(谷間のゆり)、ワーグナー(音楽家)、リスト(音楽家)といった文豪や音楽家たちも住み着いていたそうです。

スペイン階段の右側には詩人のキーツが療養のために、イギリスから移り住んだ家が残っています。

キレイに仕上げられたケーキ。どれも美味しそうです

スペイン広場近くで見つけたスイーツのショーウインドーをのぞいてみました。手前にはフルーツの乗ったケーキ、奥にはチョコレートを使ったケーキがあります。飾り付けがキレイなのでみんな食べてみたくなります

スペイン階段を降りて、そのまままっすぐ進むとコンドッティ通りのカフェ・グレコです。

カフェ・グレコの入り口です。文豪ゲーテやアンデルセンにも愛されたカフェです。入ると右側にチケット売り場があります

1760年に開業した、ローマで一番古いカフェでカウンターもあり立ち飲みもできます。

今回は、日本にいたときから決めていた、アイリッシュコーヒーを注文してみました。ナッツがついて11ユーロですから、少し高めかもしれませんね。

「カフェ グレコ」のアイリッシュコーヒー。クリームの量が多めです。器もオシャレです
ピンチョの丘から見たローマの街です。中央に見えるのがサン・ピエトロ寺院。手前の広場がローマの北側にあるポポロ広場です。ここにはライオンの噴水があります